投資家が景気回復を見込む中、鉄鉱騰世新たな熱狂が市場を覆っている。石の価格世界各地でこぞって金属を購入する動きが出ているのだ。が急界で金属景気を見
中国では10日、買う鉄鉱石先物価格が10%上昇し、動き史上最高値を付けた。回復
INGで商品(コモディティー)戦略責任者を務めるウォーレン・パターソン氏は、込み「中国での需要状況は活況を呈している」と説明する。鉄鉱騰世中国以外でも経済状況が明るさを増しており、石の価格これが鉄鉱石の供給を圧迫している。が急界で金属景気を見
加えて、買う中国の工場には鉄鉱石を必要とする鉄鋼生産を増やす強い動機があるという。動きまた、回復主要な原材料供給国であるオーストラリアと中国の間の地政学的込み緊張も高騰の一因となっている。
鉄鉱石価格の「爆上げ」は、鉄鉱騰世幅広い金属がブームに沸く中で起きた。銅価格は10日に史上最高値を付け、鉄鋼価格もここ20年の平均の約3倍に上昇。ブルームバーグ商品スポット指数は過去15回の取引セッションのうち14回で上がり、ここ10年で最高の水準にある。
金属投資熱の高まりは鉱山会社株にとって朗報となる。英豪リオ・ティントの株価は10日のロンドン市場で3%以上上昇、スイスのグレンコアの株も2%上がった。
ただしパターソン氏は、旺盛な買いがいつまで続くか懸念を表明。特にプロの投資家の流入が増えている点を挙げ、「投機や投資の資金が鉄鉱石市場および幅広いコモディティーに流れ込んでいる」と指摘する。
米金融市場では現在、インフレ懸念からトレーダーがヘッジを検討している状況だ。物価上昇の懸念がある場合、投資家は金属のように価値の保管に使える現物資産を好む傾向がある。
ただ、金属価格の上昇は行き過ぎかもしれない。これが痛みを伴うバブルを生み、崩壊に向かう可能性もある。
パターソン氏は「多くの金属価格が今の値動きを維持できるとは思えない」と指摘。「我々は価格とファンダメンタルズ(基礎的条件)が連動しない段階に差しかかっている」と語った。