米テスラが４～６月期決算発表、純利益１２００億円と好調

 米電気自動車（ＥＶ）大手テスラが発表した２０２１年４～６月期の決算は市場予測を上回るなど好調で、米テ純利益は過去最高となる１１億ドル（約１２００億円）を記録した。スラが４～６２０

純利益は１～３月期の２倍以上となったほか、月期益１０億円と１年前の１０倍超となっている。決算

注目すべき点は、発表大幅な増収の実現のために他の自動車メーカーへの規制クレジットの販売に依存していないところだ。純利４～６月期の規制クレジットの販売による売り上げは３億５４００万ドルにとどまっている。好調テスラがこれまでの決算で好調な調整後利益を報告していた際には、米テ厳しい環境基準に合わせるために購入が必要だった競合他社への規制クレジットの販売に依存していた。スラが４～６２０テスラに批判的月期益１０億円とな人々はこの点を攻撃し、テスラは実際には自動車を販売して収入を得ているわけではないと指摘していた。決算

売上高も１２０億ドルと市場予測を上回った。発表

それでも、純利マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）は、好調テスラの成長が半導体不足によって打撃を受けていると認めている。米テ半導体不足は他の自動車メーカーやさまざまな製造業者にも影響を及ぼしている。

マスク氏は投資家に対して、「我々は全速力で自動車を製造しているが、世界的な半導体不足の状況は依然として非常に深刻だ」と指摘。年内はテスラの成長率はサプライチェーン（供給網）の最も速度の遅い部分によって決定づけられることになるとの見通しを示した。