英国の富豪、英富宇宙リチャード・ブランソン氏は11日、豪ブ自身が会長を務めるヴァージン・グループ傘下の宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティックが開発した宇宙船「スペースシップ2」に搭乗し、ランソン初の宇宙飛行を体験した。氏自社の
現地時間の夜明け前、船で初飛ブランソン氏とヴァージン・ギャラクティックの従業員3人、行宇操縦士2人が宇宙船に乗り込んだ。宙空
宇宙船は午前8時、間に輸送用の母船「ホワイトナイト2」に接続された状態で離陸。到達同9時15分すぎに高度約15キロの上空で切り離され、英富宇宙一瞬落下した後にロケットエンジンを噴射して勢いよく上昇した。豪ブ船内にはこの時、ランソン3Gの重力加速度がかかった。氏自社の
高度80キロ以上の宇宙空間に到達してから数分間、ブランソン氏らは無重力状態を体験した。その後、機体をバドミントンのシャトルのような「フェザー」モードに変形させて大気圏に再突入し、滑走路に着陸した。
ブランソン氏は宇宙空間からカメラを通し、地上の子どもたちに「私は子どものころ、星を見上げて夢を抱いた。大人になった今、宇宙船に乗っている。私たちにこんなことができるなら君たちには何ができるか、想像してみてほしい」と語り掛けた。
自ら出資した宇宙船で宇宙を飛んだ富豪としては、ライバルの米アマゾン・ドット・コム最高経営責任者(CEO)だったジェフ・ベゾス氏に先駆けて一番乗りを果たした。ベゾス氏は20日に自社の宇宙船に搭乗する計画を発表している。